2005年を振り返ってみる

年末だ。
年末か?本当に年末か??
上海にいると全然実感沸かない。でも昨日NHKで年末特番をしてたから、やっぱり年末なんだろう。こんなに酒を飲まなかった師走も珍しい。

巷では「2005年を振り返る」系の企画が目白押し。Blogを読んでいても、その人がどのようにこの一年を過ごしてきたのかがわかって面白い。

昨日のNHKの特番は、「今年のニュースを振り返る」。それを見て何か違和感を感じる。取り上げられていたトピックに、大ニュースとしての実感が伴わないのだ。

ネットでニュースとして目にはしていたけど、日本での注目度とか、熱気があまり伝わってこない。海外で生活するというのは、そういうことなんだろうな。日本を離れる時間が長ければ長いほど、この「ズレ」が大きくなっていくんだろう。寂しい気もするが、まあそれはそれでよい気もする。


さて、せっかくブログをはじめたことだし、内省の意味も込めて、私も今年を振り返って見ようかと。


全体的に見ると、自分としてはチャレンジの少ない一年だった。

知人と密かにビジネスを立ち上げたりもしたが、遭えなく断念。会社では、与えられた任務をこなすのが精一杯だった。
それなりに大きな仕事を任されて、それなりに評価もされているようだけど、やっぱりそれは会社の中での話であって、個人のパフォーマンスとしてみた場合結果には満足できない。


とはいっても、外資系企業の魅力と問題点を実感し、組織の中で結果を残していくことの楽しさやストレスを思いっきり感じることが出来たのは、なによりも大きな収穫だった。

リーダシップや、よりよいマネージメント手法を求めて、もがくことが多かった。そして徐々に悪い意味でのサラリーマン的思考が出来上がりつつある自分に気付き、恐怖を感じた。


そんな時期に会社を休職して上海に来たことは、我ながらナイスチョイスだ。「アート」という未知の世界に足を踏み入れ、毎日絵に囲まれて過ごしている。

上海では組織からいったん外に身を置いて、一個人として自分と向き合ってきた。自分は何をしたくて、どこに向かっていくべきなのか、再確認することができた。

目標を見失っていた時期もあったけど、長期スパンのスケジュールには一応沿ってこれたみたいだ。


中国での生活も二年目に入り、来年は転換期になる予定。おそらくいくつかの大きな決断をすることになる。吉とでるか?凶と出るか?

どちらにころんでも、ビジョンを見失わなければ何とかなるだろうと腹をくくっている。


お世話になった皆様、今年一年どうもありがとうございました。
来年も一緒に良い年にしていきましょう!