上海アートフェア終わり

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スタッフとして始めて参加した今回のアートフェア。
作品の搬入から搬出まで毎日会場に足を運んで、全体の流れとか作品の売り方とか、いろいろと勉強になった。


昨年よりも客入りが少なく、どこのブースも苦戦してた模様。
そんな中で、うちのギャラリーでプロモーションをさせていただいた吉岡さんは、作品数点が売れたし、上海でギャラリーや美術館での個展が決まりそうだし、良かった方じゃないだろうか。


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今回学んだことは2つ。
一つは、本番よりも事前の準備の方がよっぽど大事だということ。吉岡さんは、地元の新聞にも載ったし、いろいろなギャラリーから声がかかっていたが、これもほとんどは前もって描いていたシナリオがあって、それに沿ってきちんと準備をしていたから。ぶつけ本番で来た客頼みでは、いくら作品の出来が良くても売れない。


もう一つは、きちんとしたギャラリーを通さない場合、作家自身が会場に足を運んで、営業なりネットワークづくりをした方がいいということ。
作品だけギャラリーに預けて、作家本人は会場に来てないところが多かったけど、やっぱりそういう作家の作品は売れてない。というか売れようがない気がする。作品は売れない人脈もできないじゃ、出展料を捨てるようなものじゃないかな。
この辺、アーティストの方はどういう風に考えてるんだろうか。他の人の意見も聞いてみたいですね。


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吉岡さん、クールでいいですねぇ。
今回お仕事を一緒させていただいて、すっかりファンになってしまいました。作品もさることながら、彼の職人気質な性格と品のよさが素敵。

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打ち上げで面白いお話が。
吉岡さんご夫妻は、安田火災ゴッホのひまわりを落札した瞬間に居合わせたらしい。1987年、安田火災上保険がゴッホの「ひまわり」を、当時の絵画価格としては史上最高額の54億円で落札したという、日本のバブル期の逸話としていまでもよく話されるこのオークション。それを実際会場でみていたとはビックリ。
そのときの緊張感は相当なものだったらしいです。いつかそんなBitしてみたいっすねー。