仕事のスタイルとして持つ‘プリンシプル’という考え方

友人に貸してた本が返って来た。

4062129671白洲次郎 占領を背負った男
北 康利
講談社 2005-07-22

by G-Tools

「プリンシプルを持て!」

白洲次郎が良く使っていたといわれるこの「プリンシプル」という言葉が好き。
principle = 原理、原則。
彼は物事の原理原則、己の信条を何よりも大切にしていて、それに背くようなことは絶対にしないという、ダンディズムの持ち主。あのGHQマッカーサーを叱り飛ばした唯一の日本人といわれている。


魔都上海ではあちこちからビジネスの話が転がってくる。転がってくるというか巻き込まれそうになる、といった方がいいかも。。
上海に来たばかりのころは、何でもいいからとにかく稼ぎたいと思ってた。でもいろいろと失敗を繰り返してきて、最近では自分の中にルールを作っている。


自分が興味が持てる事、面白いと思える仕事しかしない。
センスの感じられない人からのオファーは受けない。
ビジョンを共有、共感できる仕事しかしない。

興味の持てない仕事は時間の無駄だと思ってます。一番貴重な「時間」っていう資本を使うのだから、どう使うかは自分が選ぶ権利を当然持っていて、興味のない仕事はゴールを遠ざけたり、モチベーションの低下っていう最悪のパターンを招く。


すごく傲慢ないい方ですが、いくら興味のある仕事でもセンスを感じられない人からの仕事のオファーは極力お断りしています。話し方、格好、表情、文章、思想、癖、行動パターン。どこかに何かしらセンスを感じた人とは、うまくいくことが多い。逆にセンスが感じられない人とは、ロスを生んだり、危険な目に遭う事がある。


そして一番大切なのが、ビジョンの一致。同じビジョンを共有できれば最高、少なくても共感できないと駄目。目的が曖昧だったり、ブレてたりすると、途中で必ず方向性の違いがでてきて上手くいかない。ビジョンがバッチリ合う仕事はタダでもします。


これらを踏まえて、「なんでこの仕事をしてるの?」ということを常に自分に問いていかないと、周りの環境や一時的な感情に踊らされちゃう。


儲からなくてもいいから、楽しい仕事をしていたい。少しずつでいいから、ビジョンを共有できる人たちと信頼関係を築いていきたい。一発ドカンと狙うよりも、そういう地道な積み重ねをしていった方が、長い目で見てリターンが大きいんじゃないかと踏んでいます。


今月はこの仕事をやっていく上で大事な選択を迫られそう。
そうだ、プリンシプルを持て!