ザ・プロフェッショナル

周りからいろいろと批判はあるが、私は大前研一の著書が好きだ。理由は単純、元気になれるから。


気がつけば私自身、彼の著書にかなり影響されているようだ。
「ドットコム・ショック」を読んだあと、IT業界で働きはじめたし、「チャイナ・インパクト」を読んだあと中国へ来てる。
本に影響されたからというより、もともとその気があったからそれらの本を読んだんだろうけど、世の中の流れが大枠で彼の予測どおりに動いているのは間違いない。去年「東欧チャンス」を読んだから、次は東欧へ行くことになるのか??(笑)


ザ・プロフェッショナル
大前 研一
4478375011


今回読んだのは「ザ・プロフェッショナル」。
今日本では「プロフェッショナル」がはやってるらしい。本屋には「プロ〜」とか、「プロフェッショナルとしての〜」といったタイトルの本がたくさん並んでた。

さて、彼の言う「プロフェッショナル」とは

プロフェッショナルは感情をコントロールし、理性で行動する人です。専門性の高い知識とスキル、高い倫理観はもとより、例外なき顧客第一主義、あくなき好奇心と向上心、そして厳格な規律。これらをもれなく兼ね備えた人材を、私はプロフェッショナルと呼びたい。

と、かなり厳しい条件を挙げておられる。
私に足りないものは・・と・・と・・と、、ほとんどじゃん!


興味深かったのは、プロフェッショナルとは「スペシャリスト」でも「ゼネラリスト」でもないということ。プロフェッショナルとは、仕事にたいするスタンスだと考えていたけど一体どいうこと?

スペシャリストは与えられた環境に対応して、その場その場において定められたやり方では誰よりも正しく、早く、上手に仕事をこなせます。ゼネラリストはどんな職能についても業務執行能力だけは抜群です。スーパーゼネラリストは地位が上がっても地域が変わっても、ゼネラルストとしての能力にかわりがありません。一方、プロフェッショナルは、どんなに大きく前提条件が変わってもその底流にある変化の本質を読み取り、誰よりも能力を発揮します。

ん?スーパーゼネラリストとの違いがよくわからんぞ。。
結局スーパーゼネラリストでも、パラダイムシフトが起きたときに対応できないということなのかな?


ヒューザやライブドアの件を受けて、目先の利益じゃなくしっかりとした倫理観に基づいた、会社や仕事のあり方が今後一層問われてくるだろう。

会社や組織に依存したものじゃなく、自分なりの「プロフェッショナリズム」なるものを確立しておこうと思う。

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ドットコム・ショック―新旧交代の経済学
大前 研一
4093896054

チャイナ・インパクト
大前 研一
4062111527

東欧チャンス
大前 研一
4093875855